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専業主婦から片付けプロへ、家庭経営で社会を変える挑戦

専業主婦から片付けプロへ、家庭経営で社会を変える挑戦

家庭は社会の最小単位。その家庭が幸せになれば、日本全体が豊かになる——。

今回はスキルプラスを受講してAI活用の知識を深め、現在150人もの親子関係を変革する子育て講座を展開する株式会社Smart Storage代表・LSC Academy校長の鈴木尚子さんにインタビューしました! 

家庭経営の視点で社会の生産性向上に貢献し、「この家に生まれてきてよかった」と思える家庭を増やすノウハウを提供する実践者として活躍する鈴木さんの体験談をお届けします。

劇的Before&After

\スキルを身につけたい方へ/

自信を失った専業主婦時代

私は今でこそ片付けのプロと呼ばれていますが、15年前はとんでもない汚部屋に住んでいました。

結婚して子どもを出産した時(現在その子は22歳になっています)、夫からは「子どもが小さいうちは家にいてほしい」と言われ、母からも「子どもが3歳までは自分で育てるべきよ」と言われていました。昭和的な「べきべき」に縛られた専業主婦生活の始まりでした。

でも、家事も育児もうまくできない。育てにくいタイプの子だったこともあって、家の中は散らかり放題。夫婦仲も悪くなって、子どもを虐待しそうになるほど追い詰められていました。

「このままだと人生終わる」

そう思った時、何か今までと違う行動を取らなければと決意しました。

なぜ家庭の幸せにこだわるのか

実は私自身、厳しく教育熱心な母に育てられ、自己肯定感がとても低い状態からスタートしました。母はそうするのが絶対正しいと思って、愛があるからこそそうしていました。でもそれは子どもにとって受け取れるものではありませんでした。

自由度がなく、親との関係で苦労した経験があったからこそ、子どもたちには自分で考えられる、自分で選べる人生を送れるようにと思ってやってきました。

自分の子どもとの関係を変えるためには、自分の親との関係を変える必要があります。そこまで行くと絶対に行けるという状態になります。

私の原動力は子どもの未来です。自分の子どもも、人んちの子どもも面倒を見てきて、子どもの未来が豊かだと日本は豊かになると信じています。

「この家に生まれてきてよかったな」と思えるような家庭を増やしていく。それが私の使命だと思っています。

たった一つの引き出しから始まった変化

私が選んだのは、開かなくなっている引き出し一つを片付けることでした。

家事も育児も終わりが見えません。でも引き出し一つという単位があったので、片付け終わった時に「あ、できた」という感覚を久しぶりに味わえました。

「片付けたらなんかちょっと気持ちがいいのかも」

そこから6年間かけて、独学で家全体を片付けました。その頃は隙間収納という言葉が流行していて、隙間にいかに収納するかという考え方しかありませんでした。物を捨てるということも分からなかったので、とにかく数多あるものをどうやってしまうかを一生懸命やっていました。

でも、ついに「しまう場所がない」となった時に、「そもそもこれいらないじゃん」と気づいて処分を始めました。本当に独学での試行錯誤でした。

片付け終わった時に気づいたことがあります。

「心と部屋って一致してるな」

自分の部屋を片付ける行為は、自分の心を磨く行為だったのです。

友達の一言で人生が変わった瞬間

「もしかして自分以外にも片付けられない人っているのかな?」

友達はみんな家が綺麗でした。でも遊びに来た友達が「なんでこんなに綺麗なの?」と驚いて、実は汚部屋だったことを話すと「うちもやってほしい」と言われました。

「あなたの家綺麗じゃん」と言ったら、「人が来る時にいらないものを全部紙袋に入れて、2階に押しやってる」と。

片付けられないの、私だけじゃなかったんです。

ご飯を奢ってもらう代わりに友達の家を片付け始めると、泣いて喜ばれました。元々アパレル業界にいたので、クローゼットの洋服の着方も教えてあげると、さらに感動してもらえました。

家族の理解を得て本格始動

夫は当初、私の外での活動に反対でした。でも6年間、私が片付けに取り組む姿を見ていて、新築で夫の両親と住むことになった時、義理の母が言ってくれたんです。

「あなたは家に収まってちゃだめよ。こういう人は社会に出るべきだ」

義理の母は自分が外に出ることを反対されて出られなかった経験があり、「あなたは出なさい」と背中を押してくれました。

「子供なんていくらでも見てあげるから外に出なさい」

最高の義母に出会えたんです。

ブログから始まった片付け事業

資格取得を目的にブログを始めていましたが、資格を取った途端、読者さんから「うちに片付けに来てください」というメッセージが殺到しました。

週3回だけという条件で、都内、埼玉、横浜を中心に、北海道から関西まで全国を飛び回りました。

私がやっていたのは単なる片付けではありません。その人の生き方を聞いて、どういう生き方をしていきたいのかを聞いて、「じゃあこういう部屋にしよう」「そのためにはこれいる、これいらない」という逆算型の片付けでした。

家を整えることは生き方を整えること。この考え方は、その後の事業展開にも大きく影響しています。

心と暮らしのつながりを発見

15年間、多くの方の片付けをお手伝いしてきて気づいたことがあります。

起業でお金を稼げるようになっても、家が片付いていない人は必ず揺り戻されるんです。

自分を大事にできていないということは、家族も大事にできないし、お客様も大事にできません。暮らしがどれだけ働き方に影響するかを、たくさん見てきました。

家庭という組織の最小単位をマネジメントできなかったら、社会に出て管理職やマネジメントは難しいと思います。

スキルプラスとの出会い

事業は順調でしたが、2回がんを経験し、スタッフとうまくいかなくて一度解散したりと、波乱万丈な時期もありました。

がんから学んだことで生き方を変え、今はとても恵まれた状態になっています。でも、これからやりたいことを実現するには、自分と今いるスタッフだけでは難しい。リクルートする前に、まだできることがあるんじゃないかと思いました。

「AIの世界ってどうなの?」

機械音痴で、チャットGPTもあまり使いこなせていませんでした。スタッフはそれなりに使っていて任せていましたが、彼らのリソースを引き出すためにAIをどう使いこなすべきか学ぶ必要があると感じていました。私が全体像を見えていないと指示も出せないと思ったんです。

そんな時、インスタの広告でスキルプラスを見かけました。「東大?24歳?40億?なんじゃそりゃ?」という感じで、冷やかし程度に申し込んでみました。

入会からわずか20日、新講座をリリース

無料相談で、私の希望について素直に相談したところ、「今回の相談内容とは違いそうな気がする」と伝えると、すぐに詳しい担当者に変わってくださいました。

「そういう疑問点にも全部答えられます」

とても丁寧に対応していただき、伸びしろについてたくさん教えてもらいました。そこにいるスタッフの方たちがすごく楽しそうだったのも印象的でした。社員が楽しいと言っている会社は絶対だと思います。

実際に受講してみると、苦手意識があったのに、めちゃくちゃ丁寧な動画でした。

「AIってこういうことなんだ」

すごく理解が進みました。

特許を取っているサクセスラーニングという技術で講座コンテンツが作れると聞き、ちょうど作る予定があった講座で試してみることにしました。

普通なら構想から1ヶ月はかける講座が、ほぼ1日でできました。

自分の要望を伝えると、またすぐにバーンと変更してくれて、自分が入れているものと向こうが提案してくれるもので、素晴らしい内容の講座が完成しました。

スキルプラス受講からまだ20日程度ですが、もうペイも終わって売上も立っています。私が使いこなせるんだから、多分誰でも使いこなせると思います。

令和の親子講座で150人が変化

作った講座は「令和の親子講座」。3日間で150人の方に受講していただきました。

私は子育てでも苦労してきて、心理学やウェルビーイングをたくさん学び、子どもで人体実験してきました。今22歳と18歳の子どもたちが「本当にこの家に生まれてよかった」と言ってくれるまでになりました。

デジタルネイティブの子どもたちと親の考え方がまるで違う令和の時代。そんな変化を取り入れた講座内容が、1日目から参加者の皆さんのやり取りを活発にし、「今子供とこういうことやってます」「夫とこれについて話しました」という実践報告をたくさんいただいています。

お母さんやお父さんが変わることで、結果的に子どもが変わって幸せになる世界が本当に嬉しいです。

幸せな人は成功する

私がお伝えしたいのは、「幸せな人は成功する」ということです。成功するから幸せなのではありません。

データでも出ているんです。

日々の日常で幸せをたくさん感じられたら成功します。自分がいかに幸せを感じられるか、子育ても楽しいなと思えたら、いつか絶対成功していくんです。

できる限り人の手を借りること。家事代行も入れてでも心の余裕を持つことが大事です。そして今だけだと思うこと。大変な時期はそんなに長く続きません。

子育ては親が育ててもらっているという感覚です。子育てをしてきたからこそ、ビジネスでもその学びが生きています。

家庭経営で日本を豊かに

私のビジョンは、家庭経営という考え方を広めることです。

家庭は組織の最小単位だと思います。その組織すらマネジメントできなかったら、社会に出てマネジメントするのは難しい。

逆に家をマネジメントして幸福度を上げられたら、部下や社員、会社を愛のある形にしていくことは容易になります。

家庭を経営して、それが社会の生産性を上げ、日本を豊かにしていく。そこまで送り出していきたいと思っています。

チャレンジする全ての人へ

最初の一歩を踏み出すのは怖いし、失敗したらどうしようと思うでしょう。

でも人生に失敗なんて一つもありませんでした。失敗が全部成長の種でした。

やったから失敗するんです。やってなければ失敗さえしません。

だから、行け。とにかく行け。

出る杭は打たれますが、出すぎた杭は打たれなくなります。私も最初は「そんなことやって成功するわけない」と言われ続けました。

でも続けてみる。そしたら道は開かれます。

鈴木さんのように
\人生を変えたい方/