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業界歴14年目で革命が起きた 「店舗設計をAIで」ー人が繋がり、心地よく過ごせる"空間”を作るー

業界歴14年目で革命が起きた 「店舗設計をAIで」ー人が繋がり、心地よく過ごせる"空間”を作るー

今回はスキルプラスを受講してAI活用の知識を深め、現在は建築設計にAIを活用した新しいアプローチに挑戦するデザイン事務所EMOSHI代表の成木敬典さんにインタビューしました! 

14年間の建築業界経験を活かし、過酷な労働環境が当たり前とされる業界に働き方改革の可能性を示し、「設計から施工まで一貫したプロセス発信」という前例のない取り組みで建築業界に新風を吹き込もうとする成木さんの体験談をお届けします。

劇的Before&After

\スキルを身につけたい方/

3ヶ月で芽生えた独立への想い

私が建築の道に進んだのは、子供の頃に夢中になったミニ四駆の影響でした。自分なりにアレンジして走らせる楽しさが、やがて「空間を創造する」という建築への情熱に変わっていったんです。

大学で建築を学び、新卒で設計事務所に入社。しかし、社会人3ヶ月目にして早くも「このままでは厳しい」と感じました。

建築業界は本当にハードワークです。オープン日は絶対に動かせないスケジュールの中で、工事中に問題が次々と発生し、クライアントからの要望変更も頻繁にある。残業は当たり前、土曜出勤も普通という環境でした。

それでも14年間、業界にとどまったのは、商業施設の内装設計という自分の興味分野を見つけたからです。「建物で人が実際に使う部分は内装だ」と気づき、より人に近い空間づくりに魅力を感じるようになりました。

転職を重ねながら磨いた専門性

独立への想いを抱きながらも、なかなか踏み切れずに3回の転職を経験しました。「自分のスキルが独立できるレベルに達しているのか」という不安があったからです。

その間、副業でブログやせどりにも挑戦しましたが、どれも続けるモチベーションが持てませんでした。やはり建築という軸から離れると、心が動かないんです。

転機は最後の会社で訪れました。担当していた物件がオープンまで完了し、上司の転職でチームが解散するタイミングが重なったんです。外注先とのやり取りを通じて業界の相場感も掴んでいたので、「このタイミングなら独立できる」と決断しました。

AIとの出会いが切り開いた新境地

独立前に3ヶ月間の準備期間を設けて、その間にスキルプラスでAIの勉強を始めました。前職の会社が建築業界でもデジタル化に積極的で、AIの話題も出ていたので興味を持っていたんです。

スキルプラスでの学びは衝撃的でした。やることが明確で、今自分が何をすべきかが分かりやすい。その通りに実践していたら、なんと1ヶ月目でマネタイズができました。

AIを建築設計に活用する可能性は無限大です。クライアントの要望をAIに入力して、自分の意見も加えながらコンセプトを具体化していく。画像生成で「どんなお店のイメージになるか100パターン出して」と言えば、本当に100パターン出てくるんです。これまで自分の頭だけで考えていたプロセスが劇的に効率化されました。

建築業界の働き方革命を目指して

今私が描いているのは、建築業界全体の働き方改革です。AIの活用によって、あの過酷な残業や土日出勤が当たり前という文化を変えていきたい。技術革新によって、もっと人間らしい働き方ができる業界にしたいんです。

具体的には、設計から施工まで一貫して手がけ、その過程をコンテンツとして発信していく計画です。これまでプロの建築家が0から空間を作り上げるプロセスを詳細に公開する人はいませんでした。この希少性を活かして、建築業界の透明化と教育効果を狙っています。

人と人が繋がる空間づくりへの挑戦

3年後のビジョンは、施工まで手がけられる体制を整え、自分でコワーキングスペースやカフェを運営することです。

独立して痛感したのは、会社での何気ない挨拶や雑談がどれだけストレス解消になっていたかということ。多くの独立者が同じ課題を抱えていると思います。

だからこそ、単なる作業スペースではなく、本当に人同士が交流できる仕組みを持ったコワーキングスペースを作りたい。私が設計した空間で、新しいビジネスや人間関係が生まれていく様子を見てみたいんです。

建築業界に新風を吹き込む使命感

スキルプラスで学んだのは、技術だけではありません。「ギバーであろう」というマインドも大きな学びでした。独立してやっていくには、スキルだけでなく、こうした考え方も重要になってきます。

私は今、自分が手がけたお店に時々足を運びます。そこでお客さんが楽しそうに過ごしている様子を見ると、「この空間を作って本当によかった」と心から思えるんです。でも残念ながら、そのお客さんたちは私が設計したことを知りません。店員さんも知らない。知っているのは店長さんくらいです。

だからこそ、もっと設計者の存在や想いを伝えていきたい。建築という仕事の価値を、社会にもっと知ってもらいたいという使命感があります。

チャレンジする全ての人へのメッセージ

独立を迷っている方へ伝えたいのは、まず自分の生活費を正確に把握することです。私も家賃を下げるなど生活コストを見直しました。「これだけあれば生活できる」という金額がはっきりすると、精神的にとても楽になります。

そして何より大切なのは行動することです。合うか合わないかは、実際にやってみないとわからない。自分が楽しめる分野でスキルを身につけて挑戦していけば、きっといい人生になっていくはずです。

建築業界は確かにハードな世界ですが、人の暮らしに直接関わる素晴らしい仕事です。AIという新しい武器を手に入れた今、この業界をもっと魅力的で働きやすい場所に変えていきたい。

私の挑戦が、建築業界で働く多くの人たちの労働環境改善に繋がり、ひいては私たちが暮らす空間がより豊かになることに貢献できれば、それ以上の喜びはありません。

成木さんのように
\人生変えたい方へ/